水野克比古 iPhone、iPadで観る『京都 桜百景』(iBooks)

2016年02月26日(金)

水野克比古先生といえば「京都写真の第一人者」として世界的に知られた写真家です。
では「京都写真」とは何でしょうか?
それには、カラーフィルムが関係しているのです。どういうこと?

満開を過ぎた桜は散る花を狙いたい。動感あふれる作品はこの時期だけのもの 立本寺 本堂

満開を過ぎた桜は散る花を狙いたい。動感あふれる作品はこの時期だけのもの


水野先生は京都西陣生まれの西陣育ち。同志社大学を卒業後、報道写真を志し東京に出て写真専門学校の研究科を卒業、同校の助手として働き始めますが、カラーフィルムとの出合いがその後の人生を決めることになります。
いよいよカラーフィルムが一般化してきた60年代末、効果的なカラーの使い方を考えた水野先生は、故郷・京都の紅葉を思い浮かべたといいます。なるほど報道ではカラーでもモノクロでもそれほどの差はありませんが、紅葉の「赤」はカラーでしか表現できませんよね!
ちょうど大阪万博が開催されることになり、ガイドブック制作を依頼された先生は地元京都から万博会場まで通います。その時、カラーフィルムの可能性を京都に見つけた先生は、万博の仕事が終わっても京都に留まることを決め、東京での生活を引き払います。
京都に住む者しか知らなかった、しかし京都の外にいる人間にしかわからなかった「彩りある街・京都の魅力」。京都生まれの京都育ち・東京での生活を経た水野先生によって有名寺社の新たな魅力が引き出され、さまざまな京都の景観・四季の美しさが、カラーで表現されたのです。
それが「京都写真」と言われるものです。
庭園設計家の重森三玲などさまざまな京都の先達に師事し、茶の世界、華の世界、寺社への造詣を元に、地元の人間しか知らなかった京都の街を歩き、寺社、山野を巡って作品を仕上げ「京都写真」というジャンルを作り出した水野克比古先生。写真集は日本だけではなく、世界中で発売、数え切れないほどの作品集が世に出ています。
70歳代後半になった現在も多くの写真集を制作。デジタルカメラへの移行も早く、iPad写真集もいち早くトライするなど、活発な写真活動を現在もされているな写真作家です。
今回は、iBooks用に桜の写真集①②を初めて展開します。緑の季節の京都を紹介する『あお葉京都夏景色』①②(発売中)そして本年夏に出す予定の「紅葉」でiBooks 3部作となる予定です。
またKidleでの展開も順次行う予定です。

京都なのにこんなに人が少ない桜の名所が!京都写真の第一人者・水野克比古が選んだ桜風景。地図検索付きなので便利です。iPhone、iPadでどうぞ。https://goo.gl/Xd4BUX  https://goo.gl/Xd4BUX

Posted by ウィブックス on 2016年2月25日